謎のお客さん来訪記

-Mysterious Guest visited My doghouse-

The Biggest Stuffed dog in Kotatsu
こたつに入ってご機嫌のふーちゃん
11月も始まったばかりで、ぼくたちの犬小屋がある東松山もちょっと寒くなってきた。
ある日おにーさんが電話を切ると、超遅れている原稿もそこそこに(ぼくに手伝わせてって言っているけどいつも「気持ちだけでいい」って言われちゃうんだ)、下のリビングに行って片付けを始めたんだ。
ぼくたちは2階の普段ベッドの脇にいて、特大スヌーピーのふーちゃんやくたくた君シリーズ(最近くたくたーずと呼んでいるんだけど)は1階のダイニングにいる。おにーさんは、1階と2階を慌しく行ったり来たりしていた。
ふーちゃんは、いきなり最近座っていたダイニングのパソコンの前から隣の和室へ移されたり、ダイニングにあったおにーさんが集めたパソコンのジャンクを片したり大騒ぎ。(同時に炬燵も出たから、ふーちゃんは喜んでいたけど・・・ふーちゃんはこたつが気に入っているんだ。)

不思議に思ったぼくたちはおにーさんに聞いてみた。ぼくたちが知っている範囲では、大掃除は、おねーさんがお休みに入る年末年始のはずなんだもん。おにーさんは不思議がって首をかしげているぼくたちに言った。「何かうちのスヌーピーのグッズを見たいって人がいてね、3日のお休みにわざわざうちまで来るんだよ」
Snoopy in Audio Case
オーディオラックの中には小物がいっぱい
ぼくは聞いてみた。「それってぼくたちにも会いに来るってこと?」
「うーん、そおだなー。君たちも下に降りた方がいいよね・・・」そう答えたおにーさんはちょっと憂鬱そうだった。

そうこうしているうちにおねーさんが帰ってきた・・・おにーさんから話を聞いたおねーさんも頭を抱えていた。
おねーさん「でさー、その人たち一体何が見たいん?」
おにーさん「いやー、何かさーそれがよーわからんというか、話が要領得ないんだ(^^;」
その人たちがうちに来るのは、何か凄い深い理由があって、しかもかなり切羽詰まっているみたいだった。で、おにーさんの担当さん経由でおねーさんの話を聞いて、助けを求めに来ることになったらしいんだ。
ノリやすいおにーさんは、どうもテレビ東京の「なんでも鑑定団」の「探しています」コーナーに出てくるマニアの部屋みたいな感じで、即席で「スヌーピーマニアの部屋」を作ろうしているみたいだった。おねーさんはそれを聞いて、もう突っ込む気力もなく、ああ・・・いいよ・・・って感じになっていた・・・。最初からほぼ出来あがっているスヌーピーの食器だけ入っている食器ケースと、最初はおにーさんが作ったプラモを展示するつもりで置いた実は温室の「展示ケース」はOK。
そこともう1箇所のオーディオラックを中心に二人で飾り付けのプランを決めて、段ボールにしまい込んでいる物などを確認して、今日は寝ることにしたみたいだった・・・。

翌日のおにーさんは、やっぱりもう締切の過ぎている原稿をそっちのけで掃除しまくっていた。
それはもうぼくたちが知っている範囲では、このおうちに引っ越してすぐの頃位お部屋はきれいになっていた・・・。
いつもお世話になっているお店に寄ってからおねーさんが帰ってきたのは10時ころ・・・あまりにも不可解な話なので相談に乗ってもらったらしいんだよね。
おねーさんが帰ってきてからも片付けが進み、ぼくたちもお気に入りの常駐場所からみんなきれいになったダイニングへ移動することになった・・・。ぼくたちって大体70匹位いるんだよね・・・もう移動するだけでも大騒ぎだったよ。そして、こんな風に並べられたんだ・・・。なんかこうしてみると、本当のコレクションみたいだよね。まだこの他にも段ボールに数箱あるんだよ。
cabinets and stuffed beagles.
ぼくたちとおねーさんのスヌーピーグッズ。右側のガラスのが実は温室で、一番上の段だけがおにーさんのプラモデル。ふーちゃんは炬燵んとこ、ぐーちゃんはソファで寝ていたんだ
さらにはおにーさんは炬燵のある和室の本棚もスヌーピーに入れ替えることにしてしまったんだ。
上のふーちゃんの写真とこにある本は全部スヌーピーなんだよ。

そして、3日の日、お客さんはやってきた・・・。
ふーちゃんを交えながら、おねーさんは本を見せたり、いろいろなものを出して、その人たちの相談に載っていた・・・話しているうちにおねーさんはどんどん頭を抱えていった。
お客さんたちは、合間にぼくたちを見てちょっとびっくりしていたよ。(まあ、新しく来る仲間は大体びっくりするけどね)。でも、二人のお客さんだったんだけど、おにーさんから見てもあまりスヌーピーに詳しい人ではなかったみたいだった。
・・・そして、おねーさんはこりゃいかんと思い、知り合いのお店に電話したんだ。そのお店の人にも相談に載ってもらうことになったんだ。お客さんはその知り合いのお店によることになり、ぼくたちはそれをのほほんと見送ったんだけど・・・そのあとおにーさんとおねーさんは脱力して、疲れ切っていた・・・。その後の木曜も金曜もへろへろのまま仕事をしたみたいだった。
・・・それにしても、あのお客さん、どうして来たんだろう・・・?二人とも多くを語ってくれないんだよね・・・。
時期が来たらホームページのおねーさんのページで話してもいいって言っているんだけど・・・。


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